１歳半（推定）にも関わらず、子ねこと間違われるほど身体が小さくガリガリで、体毛も薄く、とても人を怖がる女の子を保護しました。

その名は【あかり】。キジ柄の女の子です。

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あかりを保護した場所は、顔に大怪我を負った猫の遺体が発見されたり、猫に熱湯をかけて迫害する人がいる地域でした。もし飼い猫だったとしたら、何かしらの事情で外に出され、生存競争の末、食べられなかったんじゃないかと…これはあくまでも想像であり真相は分かりません。 　

ある日、保護依頼者の自宅のガレージに現れた数匹の猫。成猫や老猫もいましたが他の猫はどうしても捕まらず、横たわり死んでいるのかとさえ思った子猫だけ保護できたが、先住猫の体調が芳しくなく子猫と相性が悪いため、どうしても飼えないので保護して欲しいというご依頼でした。 　

保護前は背骨もあばらも出ている程ガリガリに痩せて衰弱している状態でした。ドライフードを置いておくと少しは食べている様子はありますがずっと横になったまま…多分痩せすぎで動けなかったのかと思います。缶詰を置くと起き上がるようになりそのうち凄い勢いで食べるようになりました。 　

沢山食べるようになってから1週間程でだいぶしっかりとし、ジャンプするほど元気になり、姿が見えると飛んできて足元から離れず、去ろうとすると足元から上にあがってこようとするようになりました。恐らく食べ物をもらえると思い、必死で足を離そうとしなかったのかなと思います。 　

依頼者の献身的なお世話の末、無事あかりを保護することができました。今でも毛が薄く人懐っこいのになぜか極端に人を怖がります。元々の性格もあるかもしれませんがナデナデは大好き。だけど人を怖がる…保護前に何があったのかは分かりませんが、何か理由があるように思えてなりません。 　

預かり開始当初は隠れ、ちゅ～るも食べずとても怯えていました。しかし、今では隠れはするものの、お世話する人だとわかると安心した表情ですりすり寄ってくるようになりました。

　CATS WELCAREでは日々様々な保護に関するご相談をいただいておりますが全てのご依頼に対応できているわけではありません。スペース・人員・資金…全てにおいて不足している現状が続いています。それでも緊急性のある猫を放っておくことはできない…どうか猫達に明るい未来を導くことができますように…